しあわせ給食便り 8月号
栄養けんこう部 | 社会福祉法人 公友会 栄養課 |
---|
脱水予防
脱水症状(元気がない・めまい・吐き気・発熱・意識障害など)は、身体の中の水分が不足して起きます。トイレの回数を気にし、お茶や汁物の摂取を控えていたり、加齢と共に体内の総水分量の減少やのどの渇きを感じにくくなったり、疾病などが原因で脱水症状を起こしやすくなります。
~脱水症状を防ぐためのポイント~
- のどの渇きを感じなくても定期的に水分をとる。
(1日1㍑~1.5㍑を目安に)毎食時、寝る前、起きた時、入浴の前後、散歩や汗をかいた後など
- 3食の食事をきちんと食べる。
食事(ご飯やおかず)からも水分をとっています。汁物もできるだけつけましょう。
- 果物やゼリーでも水分補給。
夏が旬のスイカは水分が90%以上と多く含まれています。 また冷やして食べるとより甘みを感じます。果物やゼリーは糖分が含まれていますので、食べすぎには注意してください。
- 暑い時間帯の外出は避け、外出時は帽子をかぶる
~こんな時は特に水分補給を~
- トイレの回数や1回の量が減ってきた・尿の色が濃い時。
- 口の中がネバネバしてきた時。
- 食事の摂取量が少ない時。
- 元気がなく、活動量が減ってきた時。汗をかいた時。
- 下痢や発熱時。など
![]() |
水 1 ㍑ |
+ |
砂糖 40g(大さじ4と1/2杯) |
+ |
食塩 3g(小さじ1/2杯) |
体内の水分だけではなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質も失われています。水分のみのお茶や水ではなく、食塩などの電解質が入ったものを摂取しましょう。スポーツドリンクやORS(経口補水液)です。ORSは水・砂糖・食塩を一定の割合で溶かしたものです。身近な材料ですぐでき、水分・塩分が補給できます。
担当:管理栄養士 田中